2016年、レッドブル移籍の可能性がカルロス・サインツに?高望みはしないと本人は言っているのだが。
ダニエル・リカルド(レッドブル)とフェラーリの関係がクローズアップされていることから、2名いるトロロッソ所属ドライバーのうち、どちらかが親チームに昇格する機会をつかむかもしれない。
わずか17歳という驚異の新人マックス・フェルスタッペンと同じく20歳のサインツはデビューイヤーの2015年、ここまでなかなかの活躍ぶりだ。彼はスペイン『EFE通信』に、次のように話す。「今はそんなことを考えている場合じゃない」
「そんなの、ずっと先の話だよ」「仮に移籍の選択肢がほんとうにあるとしても、考慮に入れる時とは違う」
「僕は、F1で9戦しか出場していないんだ」「学ぶべきことは山とある。新しいサーキットもまだまだ多いのに、レッドブルのシートがどうのなどと考えられないよ」
「夢を見るのは自由だ」とサインツ。「でも今、それを考えていてはダメだ」
確かにレッドブルは現在、もっと別の方面にエネルギーを割いている。F1における同チームの未来だ。エンジンの技術パートナー、ルノーとの別れもうわさされている。
ヘルムート・マルコ博士がシルバーストンで語ったところによると、レッドブルはルノーのエンジン・プログラムからだんだんと距離を置いている。
「私たちはシャシー(車体)側の人間だ」とドイツ『Speedweek(スピードウィーク)』に話すマルコ。「エンジンはもっぱらルノー任せさ」
「今年冬からシーズン初頭にかけてわれわれは、主にシミュレーションの分野でルノーをサポートした。それに技術者のマリオ・イリエンも彼らに紹介した。だが、最終的にエンジンをどうするかはルノーの判断だ」