マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)が、F1ファンを相手にホームページでアンケートを展開したGPDA(F1ドライバーズ協会)の姿勢に疑問を投げかけた。
オランダ『Algemeen Dagblad(アルヘメーン・ダッハブラット)』紙に語ったもので、フェルスタッペンはGPDAの会員でもなければ、会に加わる意志もないという。
フェルスタッペンがアンチGPDA的なスタンスを強めたのは、数週間前、彼のドライビングを叩く論調が何度となくマスコミに取り上げられてからだ。
「GPDAといえば、ハッシュタグの#RACINGUNITED(レースを通じてひとつになろう)がスローガンじゃなかったのかい」「ところが他のドライバーはメディアを通じて批判ばかりを展開している。『バカバカしくて入会なんかできるか』って思うよ」
「会費も徴収されるんだよ。それで何も起きなければ、いったい入会する意味はどこに?それに、エゴの固まりのような連中が17歳の若造の意見に耳を貸すと思うかい?」
F1史上最年少ドライバーらしからぬ強硬な姿勢だ。若いころのアイルトン・セナと比較されるのも、無理もない。
最近、コース上のライバルたちがフェルスタッペンに投げかけた批判について本人は、次のように主張する。「他の人間が何を言おうが、別に気にしない」
「僕は自分の仕事をするだけだ」と話すフェルスタッペン。そういえば彼の父親ヨスも、持ち前の勝ち気からF1で『ヨス・ザ・ボス』の異名を取ったものだ。
その血を受け継ぐフェルスタッペンは、批判に対する頑なな姿勢を後悔などしていないと語る。おかげで、一筋縄ではいかない男だと分かってもらえるからだ。そして、「それが重要なんだ」
GPDAが大々的に行なったファンへのアンケートについてもフェルスタッペンは、結果の重要性を気にも留めない。
「だって意味がないじゃないか。いろいろ話し合ったところで何も起きない。そんな状態が何年も続いている」
「たとえ何かが変わるとしても、それはGPDAのおかげかな。そうは思わないね」というフェルスタッペンだった。