2015年F1で逆境に耐えながらマノー・マルシャのシートを守ってきたロベルト・メリー。第9戦イギリスGPも、3日(金)のフリー走行1回目からしっかりと走っている。
スペイン出身のメリーとチームの契約はもともと、レース毎に更新との話だった。資金を持つ「ペイドライバー」が見つかり次第、マシンを降りる約束である。
ところがメリーは、経験を積むたびに自信が増しているという。
「今回のレース(イギリスGP)ではマシンに多少の改良が加えられている。フロア、ノーズ、そしてその他のパーツだ。これで速さが増せばいいのだが」とメリー。
いずれ、控えドライバーになったファビオ・ライマーに取って代わられるのか。メリーはシルバーストンでスペイン『AS』紙に、次のように答える。「もしカナダGPとオーストリアGPでいいレースをしなかったら、僕は今ごろここ(イギリスGP)にいなかったかもしれない。でも僕はこうして、ここにいる」
新スポンサーが現れたマノー・マルシャは赤白のマシンカラーを脱却、サイドポッドを大きく青に塗り替えて今週末のシルバーストンに臨んでいる。