NEXT...F1開催スケジュール

モンツァ対イモラ

2015年07月02日(木)17:06 pm

なんだか一昔前の怪獣映画のタイトルのようだが、そうではない。

今後のF1イタリアGP開催に向け、モンツァ・サーキットとイモラ・サーキットの開催権獲得に向けた戦いが繰り広げられていくことになりそうだ。

現在F1イタリアGPを開催しているモンツァだが、厳しい財政事情により、F1最高責任者であるバーニー・エクレストンが求める開催権料負担が厳しくなってきていることはよく知られている。

モンツァでは2016年までの開催契約を結んでいるが、エクレストンとしては提示した開催権料を支払うことができなければ、2017年以降の契約を結ぶつもりはないと明言している。

そうした状況を受け、かつてサンマリノGPを開催していたイモラがF1カレンダーへの意欲を示したことが明らかとなっていた。イモラではすでにエクレストンとの会合を持ったことが報じられているが、ひとつの解決策としてモンツァとイモラによる隔年での交互開催という案についても話し合われたものと見られている。

だが、最近、モンツァがあるロンバルディア州の首長であるロベルト・マローニが、モンツァでのF1開催継続を訴え、それを支援するための活動を行っていくことを明言したことが報じられた。

その際、マローニは「エクレストンは何でも自分の望むことをすることができるが、モンツァに手をつけてはならないということを理解すべきだ」と語り、あくまでもイタリアGP開催地はモンツァに限定されるべきだとの意向を表明。「そのためにやるべきことは、プレッシャーをかけていくことだ。大衆の声やイタリア政府、そしてフェラーリがそれに加わることによってね」と主張していた。

しかし、そのマローニの動きに対抗するように、イモラが所属するエミリア・ロマーニャ州でも同様に地域ぐるみの運動を展開しようともくろんでいるようだ。

『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』が報じたところによれば、エミリア・ロマーニャ州の2名の議員が当該地域の議会に対し、「イモラ・サーキットでのグランプリ開催に向けて望ましい状況をつくり、地域として支援をしてゆく」ことを決議するよう正式に求めたという。

前後の記事
最新ニュースをもっと見る  >
TopNewsの最新ニュースが読めるよ!
facebookフォロー Twitterフォロー RSSでチェック