フォルクスワーゲン・グループの会長職にあるマルティン・ヴィンターコーンが、F1参戦のうわさを否定した。
フォルクスワーゲン・グループでは、すでにその傘下ブランドであるアウディとポルシェがWEC(世界耐久選手権)に参戦しており、成功を収めている。そして、しばらく前から、そのいずれかのブランドが近いうちにF1参戦に動くのではないかとのうわさがささやかれ続けている。
だが、ヴィンターコーンは、F1に関して「現時点においては、特に興味を持ってはいない」と主張。
さらに、昨年よりも大幅に観客数が減少したF1オーストリアGP(第8戦)をひきあいに出したヴィンターコーンは、『Bild am Sonntag(ビルト・アム・ゾンターク)』に対して「ワクワクするようなものが欠けている」と語った。
そのヴィンターコーンは、F1にあえて進出するよりも、ル・マン・シリーズとも呼ばれるWECで同じフォルクスワーゲン・グループに属するアウディとポルシェが直接対決を繰り広げていることに満足していると語り、「グループ内の戦いには害はないからね」と付け加えた。