2016年の移籍市場にフェリペ・ナッセ(ザウバー)の名前が登場してきた。
フェラーリはキミ・ライコネンの代わりにバルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)を獲得するという見方があるが、ブラジルの『Globo(グローボ)』は、そうなった場合、ボッタスの後任としてウィリアムズに移籍するのはナッセだろうと伝えている。
今年F1にデビューした22歳のナッセは、ブラジル銀行という強力な後ろ盾を持っているため、チームに資金を持ち込んでシートを獲得する「ペイドライバー」だろうと見られていた。しかし、開幕戦から光る走りを見せ、チームメートのマーカス・エリクソンを結果で上回っている。
『Globo(グローボ)』のリビオ・オリッキオ記者に移籍について質問されると、ナッセはこう答えた。
「その話をするのは時期尚早だと思う」
「僕はザウバーに専念している」
ザウバーとは3年契約があると伝えられているナッセだが、昨年はウィリアムズでリザーブドライバーを務めた。
「2014年はウィリアムズで素晴らしい1年を過ごした」とナッセ。
「将来どんな機会が訪れるかは誰にも分からない」