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ザウバー「フェラーリとはエンジン戦略が違うだけ」

2015年06月22日(月)8:02 am

苦しい財政状況ゆえにエンジンサプライヤーであるフェラーリから最新バージョンのパワーユニットの供給を受けられないのではないかとのうわさがささやかれたザウバーが、これを否定した。

フェラーリでは、「トークン」を使用してシーズン中にパフォーマンス改善を行った新パワーユニットをカナダに持ち込んでいた。だが、フェラーリからパワーユニットの供給を受けているザウバーにはその新バージョンパワーユニットが供給されなかった。

ドライバーのフェリペ・ナッセは、そのことでザウバーが「不満」を覚えていると語っていた。

だが、ザウバーのチーム代表であるモニシャ・カルテンボーンは、ザウバーのエンジニアたちがフェラーリとは異なる戦略を採用しているに過ぎないと次のように主張した。

「私たちはフェラーリがまだ開発を継続していると聞いています」

イタリアの『Autosprint(オートスプリント)』にそう語ったカルテンボーンは次のように続けた。

「このため、私たちとしては大幅に改善されたエンジンを夏休み明けから使うことになると考えています」

「そのときに、私たちもクルマに重要な改良パッケージを施せるよう望んでいます」

だが、そうなるとザウバーでは本家フェラーリに比べ、新しいパワーユニットを投入できるのは4レース後の第11戦ベルギーGP(8月23日決勝)からということになる。

それが本当にザウバーの計画であるとはにわかに信じがたいものがある。

しかし、カルテンボーンは「財政的なこととは関係がないんです」と主張し、次のように付け加えた。

「それが私たちの戦略ですし、それが最善だと考えているんです。私たちは今2基目のエンジンを使用していますが、フェラーリでは3基目を用いています。つまり、彼らは違うプログラムを展開しているんです」

うわさでは、フェラーリでは許容エンジン数を超えてペナルティーを受けることを避けるため、必要に応じて古いエンジンを再使用することも検討しているのではないかと言われている。

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