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ハミルトン「心理戦に興味はない」

答えはコース上で出すとばかりに、ルイス・ハミルトン（メルセデスAMG）が「心理戦」無視の姿勢を示した。

ハミルトンの少年時代、アイドルがアイルトン・セナだったのは自他ともに認めるところ。「セナ・プロ対決」と呼ばれたライバル、アラン・プロストとの激しい場外戦は有名だが、ハミルトンに興味はない。

「心理戦が好きな人はいるね」とドイツ版の男性誌『Playboy（プレイボーイ）』に話すハミルトン。「でも、僕には必要ない」

「何かを言わなければならないなら、コース上で言う。どれだけの文字数も心理戦も、コースでの走りには敵わない」

しかし、僚友ニコ・ロズベルグとの関係はギクシャクしっぱなしだ。昨年は何度となく制御不能に陥った。

だがハミルトンは言う。「僕は気にしないようにしている。笑い飛ばして忘れるんだ」

「レースを職業にして以来、このままでは相手に影響されるといった状況に何度も出くわした。それは否定しない。そこから学んだ僕は、壁を立てて自分を守るようになった」