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「イモラ復活はありえる」とF1ボス

2015年06月18日(木)16:51 pm

2006年までF1サンマリノGPが開催されていたイモラ・サーキットがF1カレンダーに復帰する可能性が現実味を帯びてきているようだ。

15日(月)に、ロンドンでF1最高責任者のバーニー・エクレストンとイモラの市長が話し合いを行ったことを受け、イモラでのF1レースが復活する可能性が出てきたようだと17日(水)に報じられていた。

現在、イタリアでは伝統あるサーキットのひとつであるモンツァが2016年までF1開催契約を結んでいる。だが、エクレストンは、モンツァがヨーロッパのほかのサーキットと同等の開催権料を負担することができなければ、今後の契約延長は難しいと警鐘を鳴らしていた。

84歳となるエクレストンは、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「私は、なんとしてもイタリアGPをF1カレンダーにとどめておきたいと望んでいる。だが、私がイモラと話をしている一方で、モンツァからはもう一か月にわたって何の音さたもないんだ」

「イタリアGPを残したいという思いはあるものの、彼ら(モンツァ)にはそうするための金がないというわけだ」

「私が(モナコで)話した人たち(モンツァ関係者)は、決定のために時間をくれとさえ言わなかったよ」

15日にエクレストンとの話し合いを持ったイモラのダニエレ・マンカ市長は、ボローニャにある都市であるイモラが「イタリアGPの開催を継続するために、自分たちにできることをしたい」と考えていると語り、そのためのアイデアのひとつに「イタリア国内のいくつかのサーキットによる交互開催」という手段もあると説明していた。

エクレストンもその可能性を認め、次のように語った。

「イモラはモンツァとの交互開催を提案している。その方法もあるだろう。私としてもイタリアGPをカレンダーに残したいからね」

「ボローニャ近郊でレースをするよう助言したのはエンツォ・フェラーリ(フェラーリ創設者)だった。だから再びそれに向けての話ができるのはうれしいことだ。あそこではそうしたいという気持ちを持っているし、いい基礎もあるからね」とエクレストンは付け加えた。

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