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ロズベルグ、オーストリアGPに幸運の女神の姿は？

スペインGP、モナコGPで2連勝を飾り、3連勝を目指して第7戦カナダGPに臨んだニコ・ロズベルグ（メルセデスAMG）だったが、チームメートのルイス・ハミルトンに敗れ、再びポイント差も17ポイントに開いてしまった。

ロズベルグはレース後、カナダには「幸運の女神」である妻のビビアンがいなかったからだというジョークを飛ばしていた。ビビアンがサーキットに姿を見せたスペインとモナコではロズベルグが連勝をマーク。しかも、モナコではハミルトンのピット作戦ミスにより、まさに幸運な勝利が転がり込んでいた。

しかし、現在身重のビビアンは自宅から遠く離れたモントリオールへの旅行は見合わせていた。そして、ロズベルグは終始ハミルトンにリードを許し、2位でレースを終えている。

昨年、11年ぶりに復活したオーストリアGPだが、ハミルトンが予選で痛恨のスピンを犯し、予選9番手で終えるというロズベルグにとっては「幸運」とも言える波乱が起こっていた。結果的に3番グリッドからスタートしたロズベルグが最前列を独占したウィリアムズ勢をかわしてトップチェッカーを受けたのだが、ハミルトンも見事な追い上げを見せ2位でフィニッシュしていた。

これ以上ポイント差を広げられたくないロズベルグとしては、なんとかオーストリア2連覇を達成したいところだろう。

ドイツの『Bild（ビルト）』は今週、ロズベルグ夫妻がスペインのイビサ島にある別荘で過ごしている様子を写真とともに報じ、恐らくロズベルグがビビアンにオーストリアまで来て欲しいと説得していたのではないかと書いている。

ロズベルグは、やがて初めての出産を迎えることになるビビアンについて言及しながら、「（オーストリア行きが）可能かどうか、確認してみないとね」とほほ笑みを浮かべながら語ったという。