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【マクラーレン・ホンダ】「信頼性の向上を」エリック・ブーリエ(レーシング・ディレクター)/F1オーストリアGPプレビュー

2015年06月17日(水)10:57 am

マクラーレン・ホンダのエリック・ブーリエが、レッドブルリンクで行われるF1第8戦オーストリアGP(21日決勝)に向けて意気込みを語った。

■エリック・ブーリエ(マクラーレン・ホンダ/レーシング・ディレクター)「信頼性の向上を」
「モントリオール(カナダGP)で2台ともリタイアしたのは精神的に堪えた。それは否定できない。だが、くじけてばかりはいられない。すぐに次のオーストリアGPに関心を向けなければならない。前戦で失望を味わったのは確かだが、われわれは常に学び、進化していることを忘れてはならない。気落ちしてばかりはいられない。しっかり前を向いて、今後に専念するのだ」

「開発を進めるうえで信頼性が主な課題だ。とりわけフェルナンド(アロンソ)のマシンにそれが当てはまる。レースの週末で引き続き上位を目指すには、信頼性の向上がカギだ。頑張ってはいるが、今シーズン中盤にさしかかり、いくつかのチームと同様にわれわれも不具合や故障が結果的にペナルティにつながりかねない。しかし、規則なので仕方ない。規則は誰にも平等だ」

「性能面でオーストリアGPは、またしても厄介な週末になりそうだ。高速からのハードなブレーキングと、モントリオールに似たストップゴーが特徴のサーキットだから」

「だが、性能をうんぬんする前に、まずは水曜日に始まるレースに向けての準備作業の始めから、さらに努力をしなければならない。ハードとソフト両面の仕様決め、週末に向けてのあらゆるアプローチを完ぺきにこなし、2台を間違いなくチェッカーフラッグに導くのだ。加えて、信頼性と性能の向上を目指して戦略的なアップデートの投入を考えることが必要になってくるかもしれない」

「最後になるが、チームの事情とは別にオーストリアGPについてお話しよう。シュピールベルク(レッドブルリンク)は見ごとなサーキットだ。オーガナイズは申し分なし。周辺の景色は息を呑む美しさだ。それにファンの声援が輪をかけて素晴らしい。2014年、オーストリアがF1に復帰したところ、周辺地方とF1のいずれにとっても大成功だった。この時期、最高の雰囲気とエキサイティングなレースは当たり前になったね」

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