マクラーレン・ホンダでは、今週末のF1オーストリアGP(21日決勝)での大幅な改良パーツ導入計画が順調に進められているようだ。
オーストリアには、メルセデスAMGが採用しているような「ショートノーズ」を中心とした新空力パッケージの投入を予定していると伝えられていたマクラーレン。だが、先週には新たなパッケージングが施された今季型車MP4-30が、統括団体であるFIA(国際自動車連盟)によって義務付けられているクラッシュテスト(耐衝撃検査)にまだ合格できていないと報じられていた。
その時点で、マクラーレンの広報担当者は、「新たなノーズボックスが近いうちにクラッシュテストに合格できるという自信を持っている」と語っていた。
そして、その言葉を裏付けるように、マクラーレンは12日(金)に、公式ツイッターを通じて次のような発表を行っている。
「新たなMP4-30のノーズボックスがFIAのクラッシュテストに合格し、オーストリアGPからこれを使用できることになった」
前戦カナダGPでは2台ともにリタイアという残念な結果に終わったマクラーレン・ホンダだが、この新パッケージをまとったMP4-30がオーストリアのレッドブルリンクでどういう活躍を見せるか、期待したいものだ。