元F1ドライバーのマルク・スレールが、今週末のF1カナダGP(7日決勝)ではフェラーリがメルセデスAMGといい勝負を展開することができるかもしれないと語った。
最近報じられていることによれば、フェラーリではモントリオールで行われるカナダGPに、最強メルセデスエンジンとのギャップを15馬力以内にまで縮めたエンジンを投入してくるのではないかとされている。
さらに、『Speedweek(スピードウィーク)』は、フェラーリではパートナーであるシェルが開発した新燃料を、長いストレートを持つジル・ビルヌーブ・サーキットで使用することになるだろうと報じている。
フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネは、ドイツの『SID通信』に次のように語った。
「我々は立ち止まったりはしないよ。今後もいくつかのことを計画しているんだ」
1980年代前半にアロウズやブラバムで活躍していたスイス出身のスレールは、現在はドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』でF1解説者を務めている。
そのスレールは、カナダはフェラーリが力を発揮できるサーキットではないかと考えている。
「ストレートが多いし、その部分では実際フェラーリのほうがわずかながらメルセデスAMGより速いんだ」
「それにスーパーソフトが使われることも彼らのほうに有利に働くだろう」とスレールは付け加えた。