F1とFIFA(国際サッカー連盟)ワールドカップ、より儲かるのはどちらのスポーツだろうか。
そんな疑問に答えようと経済誌『Forbes(フォーブス)』でクリスチャン・シルト記者が調べたところ、より金銭的な魅力を持つのはF1と判明した。
モータースポーツの最高峰F1が1999年から15年間で稼いだ金は、総額162億ドル(約2兆163億円)。これに対してFIFAは145億ドル(約1兆8,047億円)だった。
F1 CEOバーニー・エクレストンは最近のインタビューで、F1に新しいファンがつきにくいのはサッカー人気が一因としたが、上記の事実と矛盾する発言だ。
エクレストンはイギリス『F1 Racing(F1レーシング)』最新号で次のように語った。「テレビのせいで、他のエンターテインメントが多くの視聴者をさらってしまった。彼らは、F1の代わりに他の番組を見ているのだ」
「以前と違って、何でも手軽に見られる時代だ。サッカーがいい例だろう。その巨大なこと。試合は何千とある。それに比べてわれわれは、年にたった「20試合」だ」
「スポンサーにしたってそうだ」とエクレストン。「彼らがわれわれの元にやってくるのは、商品をF1に結びつけたいからだ。われわれは20の市場と20種類のPR手法を提供できる。ところがサッカーときたら・・・。毎週末、どの国で何試合行なっていることか」
「世界も変化したものだな」というエクレストンだった。