ホンダF1の新井康久プロジェクト・リーダーが、ジル・ビルヌーブ・サーキットで行われるF1第7戦カナダGP(7日決勝)に向けて意気込みを語った。
■新井康久(本田技術研究所専務執行役員/F1プロジェクトリーダー)「パワーユニットの準備をしっかりと」
「モナコGPでマクラーレン・ホンダが初の選手権ポイントを獲得したのは、とても嬉しかったです。チームが努力を続けてきた、たまものでしょう。フェルナンド(アロンソ)がリタイアしてしまったのは、残念でした。2台揃って得点できるよう願っていたので。ですが、シーズンが進むにつれ自信も増しています。パワーユニットも正しい方向に向けてよくなっています。チームとして、また一歩前進しました」
「カナダGPは(モナコと)大きく異なります。サーキットには起伏がなく、長く速い直線に結ばれています。スロットルは全開のことが多いです。パワーユニットにはよくないし、燃費にも響きます。しかも、ハードなブレーキングが要求されるのです。とにかく、ここモントリオールでパワーユニットの設定はモナコからガラッと変える必要があります。今週末はポテンシャルをフルに発揮できるようパワーユニットの準備をしっかりと行います」