17歳のF1ドライバーとして話題となったトロロッソのマックス・フェルスタッペンが、今年同じチームからF1デビューを飾ったチームメートのカルロス・サインツとはいい関係にあると語った。
サインツもまだ20歳であり、2人の年齢を合計しても37歳にしかならないトロロッソの若いドライバーコンビは、今季の注目ポイントのひとつにもなっている。
現時点では、4レースでポイントを獲得したサインツが9ポイントで、第2戦で6ポイントを獲得しただけのフェルスタッペンを安定度で一歩リードしている形だ。だが、フェルスタッペンに関しても随所に見せた追い抜きなどでその才能を高く評価する声も多い。
伝説的なラリードライバーを父に持つスペイン出身のサインツにとって、今後の目標は明確だ。
先週末にペルーでレッドブルF1カーのデモンストレーション走行を担当したサインツは、スペインの『EFE通信』に対し、いつかトップチームであるレッドブルのシートを得ることができれば「すごくうれしいだろう」と語り、次のように付け加えた。
「そのチャンスをつかみたいと思っているんだ」
だが、17歳のフェルスタッペンの目標もまさにサインツと同じだ。しかし、フェルスタッペンはサインツとの関係にはまだ何の問題もないと『El Pais(パイス)』に次のように語った。
「僕たちはお互いに助け合っているし、話もよくするよ。僕たちは、ほかのチームで見られるようにお互いの情報を隠したりすることはないんだ」
だが、最近のうわさでは、レッドブルは来季、トロロッソの若手ドライバーのうち1人を昇格させることを考えているようだと伝えられている。
このことについての質問を受けたフェルスタッペンは、次のように答えている。
「僕たちは、現時点では一緒にとてもうまく仕事ができている。だから、そういううわさが影響を及ぼさないといいんだけれどね」