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「アロンソはプレッシャーなど感じていない」とブリアトーレ

2015年06月01日(月)19:22 pm

元F1チーム代表のフラビオ・ブリアトーレが、フェルナンド・アロンソが今季マクラーレン・ホンダへと移籍したことで「プレッシャー」を感じているとの指摘をあざ笑った。

現役ドライバーの中では常に最高評価を受けてきていたアロンソだが、ルノー時代の2005年と2006年に連続でF1チャンピオンに輝いたものの、その後の道のりは決して順風満帆なものではない。

2007年に移籍したマクラーレンでは「スパイゲート」として知られる産業スパイ事件に、そして2008年に再び復帰したルノーでは、当時のチーム代表であったブリアトーレがアロンソを勝たせるためにわざとチームメートのネルソン・ピケJr.にクラッシュさせた「クラッシュゲート」事件に巻き込まれる形となっていたアロンソ。そして、その後移籍したフェラーリでも、ついに5年間を無冠のままで過ごすことになっていた。

そして、今季新生マクラーレン・ホンダのプロジェクトに加わったアロンソだが、ここまでまだ一度も予選Q3に進出できず、ポイントも獲得できないという悲惨とも言える状況に陥っている。

つい最近行われた『Auto Bild(アウト・ビルト)』によるチーム代表たちを対象とした調査では、アロンソは2014年のF1チャンピオンであるルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)や、自分の後任としてフェラーリに加入したセバスチャン・ベッテルの下に位置する形となっている。

トロロッソのチーム代表であるフランツ・トストは、『Auto Bild(アウト・ビルト)』に対して「アロンソの評価は下がっている」と語っている。

こうした状況の下、今のアロンソはこれまで以上にプレッシャーを感じているのではないかとの指摘もある。

だが、これまでずっとアロンソのマネジメントにも携わってきているブリアトーレは、こうした見方を否定し、スペインの『AS』に次のように語った。

「フェルナンドは、今マクラーレンにいることに満足しているよ」

「それに、プレッシャーということについてだが、私には理解できないね」

「メディアは、彼が大きなプレッシャーを抱えていると信じているようだ。だが、ドライバーというのは恵まれた存在なんだよ」

「恐らく、みなさん(記者たち)には月末には支払いをしなくてはならないというプレッシャーを抱えるんだろう。だが、彼ら(F1ドライバー)にはそんなプレッシャーなどまったくないのさ」

そう語ったブリアトーレは、次のように強調した。

「アロンソにも何のプレッシャーもないよ」

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