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来季F1参入のハース、関心はドライバーへ

2015年05月30日(土)14:14 pm

2016年にF1参戦を果たすアメリカの新チーム、ハースがドライバーに関心を向けている。

最近、話題に上ったところでは、技術提携を結んでいるフェラーリとのつながりから、エステバン・グティエレスがシートのひとつにもっとも近いのではといわれている。

その一方で、カリフォルニア州出身のGP2ドライバー、アレキサンダー・ロッシも候補のひとりに考えられる。さらにチームオーナーのジーン・ハースは、F1とは別に運営するNASCAR(米ストックカーシリーズ)チームからダニカ・パトリックを抜てきする電撃の展開も捨てていない。

ところが、ハースのドライバー候補リストはここへきて一気に長くなったという。最近行なった米全国紙『USA Today(USAトゥデー)』とのインタビューで彼は、次のように語った。

「チームに対する関心の真剣度が一気に高まっている」

「もっかF1のパドックでは、誰が移る、誰は移らないといった話が飛び交っている」「あるドライバーが大活躍する一方で、別のドライバーは目も当てられない状況だ」

「さらに、好成績を収めるものと思われていたチームのいくつかは、波に乗り損なった感がある」

ハースが言外にほのめかすのは、おそらくニコ・ヒュルケンベルグとセルジオ・ペレスだ。2人とも今季、フォース・インディアの戦いぶりに不満を表明している。

チームオーナーのビジェイ・マリヤは今週、F1公式ウェブサイトに次のように語った。「彼ら(ヒュルケンベルグとペレス)をチームに引き止めるチャンスはいくらでもある」

ハースは、こう話す。「あるチームに入ったはいいが、勢いに満足していないドライバーがいる。そんな彼らがわれわれの狙い目かもしれない」

「チーム選択を誤るとキャリアを棒に振りかねない。ドライバーたちは、そういった事実をよく分かっている」「自分の力で解決できない技術的な問題が生じたら、彼らの1年はムダになってしまうのだ」

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