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ビアンキの父「死を受け入れる覚悟も必要かもしれない」

2015年05月22日(金)18:28 pm

ジュール・ビアンキの父親が、家族の間にはいまだこん睡から覚めることのないビアンキの死を受け入れる覚悟をすべきかもしれないとの考えが生まれつつあると語った。

昨年のF1日本GP決勝で大けがを負ったビアンキだが、その後8か月を経過した今も意識が戻る気配は見られない。

今週末はF1モナコGP(24日決勝)を迎えているが、昨年経営破たんに陥ったマルシャがマノー・マルシャとして今季復活を遂げることができたのは、ビアンキが昨年のモナコGPで9位に入ったことで獲得できた2ポイントのおかげだった。

ビアンキは、そのモナコからほんの30分ほどところにある故郷のニースの病院で今もベッドに横たわっている。

ビアンキの祖父であるマウロは、次のように語った。

「彼が戻ってくるだろうか? これから彼はどうなるのか? それを考えることが私たちにとっては最もつらいことだ」

父親のフィリップは、家族はジュールがこのまま死んでしまうのではないかとの考えにも直面しているとフランスの放送局『Canal Plus(カナル・プリュ)』に次のように語った。

「毎日、電話を肌身離さず持っている」

「目覚めたときには、ジュールが生きていることを思うが、同時に彼が死ぬことも考えてしまう」

「どんなことが起こっても不思議ではない状況だけに、死ということについても考えておかないとならないんだ」

そう語ったフィリップは、次のように付け加えた。

「神経学的見地から、彼がこれ以上回復できるのかどうかは分からない。まさに悲惨な状況だ。ジュールには私たちが望んでいるような神経的な改善は見られていないんだよ」

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