先日チームミーティングを行なったマクラーレン。一部の報道によると険悪なムードだったらしいが、同チームの広報は20日(水)、記者の解釈に誤りがあるとして訂正のコメントを出した。
F1第5戦スペインGP後のミーティングで、マクラーレンCEOロン・デニスがレーシング・ディレクターのエリック・ブーリエを激しく叱責したと書いたのは、イギリス『Daily Mail(デイリー・メール)』紙のジョナサン・マケヴォイ記者だ。
「彼(デニス)はブーリエに『ひどいレースをしやがって』と吐き捨てた」などと伝えたマケヴォイ記者。さらに他のスタッフに向かっては、「努力が足りない」といって責めたという。
だが20日(水)にマクラーレンが私たちに語ったところによるとデニスの発言は、「文脈の一部を報じられたもの」で「ユーモアを込めた」つもりだったのだ。
「彼(デニス)のいい回しは時として胸にグサリとくることもあるが、含蓄あるものばかりだ」
「ロンは、ウォーキング(マクラーレン本社)ならびにさくら研究所(ホンダ)の全スタッフが払っている努力に深く感謝している。彼とエリック(ブーリエ)の両名が推進しているチーム構造と業務の両面に及ぶ改革は、マクラーレン・ホンダを再びトップへと導くだろう」