フェルナンド・アロンソがマクラーレン・ホンダへと移籍するために、昨シーズン限りでフェラーリを離脱したのは「正しい」判断だった。
そう語ったのは、かつてアロンソがルノーF1でF1タイトルを獲得したときのチーム代表であるフラビオ・ブリアトーレだ。
今週、イギリス人ベテランF1ジャーナリストのナイジェル・ルーバックが、「フェルナンド・アロンソがグリッド後方にいるのを見るのは冗談のようだ」とスペインの『El Confidencial(コンフィデンシアル)』紙に語ったと報じられていた。
「私は、彼がなぜ “僕はどこかほかのチームに行く必要がある”と言わなくてはならないところまで来たのかは理解ができる。だが、同時に、本来は自分が乗るはずだったクルマ(フェラーリ)が今年あれほど好調なのを見るのは、彼にとってはかなりつらいはずだよ」とルーバックは付け加えていた。
だが、現在もマネジメントにかかわるなど、アロンソと密接な関係にあるブリアトーレは、アロンソが正しい選択したという自信があると主張している。
ブリアトーレは、皮肉っぽいほほ笑みを浮かべながら、イタリアの高級誌『Chi(チ)』に次のように語った。
「アロンソはチームを変わった。そして、フェラーリは大きな決断をすることができて満足している。そうだろう?」
「だが、彼ら(フェラーリ)はまだトップではなく、2番手に過ぎない。だから、アロンソは正しかったんだ」
そう語ったブリアトーレは、次のように付け加えた。
「正直なところ、今のF1はものすごくたいくつだがね」