トト・ヴォルフは業務の主軸を徐々にF1、取り分けメルセデスAMGに移しつつある。
ヴォルフは43歳のオーストリア人。メルセデス・ベンツのモータースポーツ部門責任者に就任以来、それまで所持していたウィリアムズの株を少しずつ手放していた。
そして19日(火)、こんどはHWA AG株の大半を売却したことが明らかとなった。HWAはメルセデス・ベンツの関連会社で、DTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)マシンとメルセデス・ベンツF3エンジンの開発および製造を手がけている。
ヴォルフは去る1999年、HWA株の49パーセントを取得していた。HWAによると、ヴォルフの株は同社の創始者ハンス・ヴェルナー・アウフレヒト(HWA)会長が引き取って、持ち株の比率を増やしたという。
「今回の株売買は、ヴォルフ氏の株式ポートフォリオを整理する一貫として行われた」とHWAは説明している。