マツダは、新型「ロードスター」を21日(木)に発売する。価格は249万4,800円から314万2,800円まで。
4代目となる新型「ロードスター」は、マツダブランドが目指す「走る歓び」の提供を最新の技術で具現化した2シーターライトウェイトオープンスポーツカーだ。「人生を楽しもう―Joy of the Moment, Joy of Life―」というコンセプトのもとに誕生したこのモデルは、「スカイアクティブ技術」とデザインテーマ「魂動(こどう)―Soul of Motion」が採用されたモデルとしては第6弾にあたる。
新開発の直噴1.5Lガソリンエンジン「SKYACTIV-G 1.5」をフロントミッドシップに搭載し、前後重量配分は50:50とされた。ボディーには、アルミや高張力鋼板、超高張力鋼板の使用比率が71%に高められており、剛性を確保しながらも大幅な軽量化(先代モデル比100kg以上)を達成。
新開発のFR用6速MT「SKYACTIV-MT」は、軽い操作感とともにシフト操作中の吸い込み感や節度感を実現。6速ATでは、スリップロックアップ領域の拡大によりダイレクト感が向上されるとともに、ブリッピング機能やドライブセレクションなどにより、スポーティで力強い走りを実現。マツダ初のデュアルピニオンタイプの電動パワーステアリングシステムも採用され、路面からのダイレクトなフィードバックを得られ、剛性感の高い操舵特性が与えられた。
エクステリアは、短く低いフロントオーバーハングとコンパクトなキャビンによる美しいプロポーションを実現。路面に張りつくような安定感と機敏さをイメージさせる低くワイドな台形フォルムが特徴となっている。もちろん、座ったまま片手での開閉操作が容易なソフトトップが備えられ、オープン時には解放感あふれるドライビングを楽しむことができる。
インテリアデザインは、ボディーパネルがドアトリム上部まで回り込むことで、クルマの内と外の境界を感じさせない開放感のある印象とされている。コックピットは、優れた視界、操作性の優れた機器配置、ドライバーに対して正対するペダルレイアウトなど、スポーツカーとして理想的なドライビングポジションの実現が目指されている。さらに、使い勝手の良い小物入れや脱着式ドリンクホルダー、機内持ち込み可能サイズのキャリーバッグを2つ搭載できるトランクなど、2シーターのスポーツカーでありながら、利便性にも配慮されている。
<「ロードスター」のモデルと価格>
S/249万4,800円(6MT)
Sスペシャルパッケージ/270万円(6MT)・280万8,000円(6AT)
Sレザーパッケージ/303万4,800円(6MT)・314万2,800円(6AT)