エクレストン、フォルクスワーゲンF1参入に期待

2015年05月12日(火)11:05 am

フォルクスワーゲンがアウディ・ブランドでF1参入。夢のような話だが、バーニー・エクレストンの口から聞かれると一気に現実味を帯びるから不思議だ。

フォルクスワーゲンに関しては先週、前フェラーリ会長ルカ・ディ・モンテゼモーロと、元F1ドライバーのゲルハルト・ベルガーが話題にして一気にうわさが加速した。レッドブル社主ディートリッヒ・マテシッツがアウディのF1エンジン供給に意欲を示したとか、彼らに同チームを買い取らせたがっているといった内容だ。

これまでフォルクスワーゲンF1参入を阻んでいた最大の壁、同社会長フェルディナンド・ピエヒが先日、辞任。F1 CEOバーニー・エクレストンの天敵といってもいい人物だが、人事のゴタゴタから会長の座を下りたものだ。

その後、アウディ会長ルパート・スタドラーは、F1参入を検討中だと表明。同社にはすでに、フェラーリの元チーム代表ステファノ・ドメニカリがいる。

フォルクスワーゲン・グループの印象をオーストリア『APA通信』に聞かれたエクレストンは、次のように答えている。「彼らが(F1に)加わったら素晴らしいね」

もしアウディがF1に加われば、ルノーの道連れで苦戦を強いられているレッドブルがF1から撤退するといった憶測は一気に静まるだろう。

「彼ら(レッドブル)が止めるわけはない」とエクレストン。「それは避けたい」

また、現行の「パワーユニット」規則にレッドブルが不満を感じているのは理解できるとしている。

「彼らの気持ちは分かる。私だって嬉しくない」とエクレストンはいう。

全株式にしろ、その一部にしろ、フォルクスワーゲンがレッドブルを買い取れば同チームの問題は解決だろうか。エクレストンはいう。「それは分からない。彼ら(レッドブル)に聞いてほしいね」

それよりエクレストンが気にしているのは、レッドブルがF1の問題をこと細かく喧伝している点だ。あまりに度が過ぎると、F1オーストリアGPのチケット販売に響く。

バルセロナでヘルムート・マルコ博士は、6月下旬に開催予定の同レースはチケット販売が2014年実績を下回っていると発言。その原因をF1規則の危機と決めつけた。

「開催2年目で(チケット売上げ下降)は、珍しいことはない」「第1回開催は物珍しさも手伝って、売れ行きがよくなるものだ」

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