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F1エンジン、1年4機か5機か

2015年05月11日(月)11:06 am

ドライバー一人あたり1年に4機が割り当てられる2015年のパワーユニット。これを昨年並みの5機に戻すかどうかで揺れているF1エンジン規則だが、そのカギを握るメルセデスAMGが再び賛成に転じた。

第5戦F1スペインGPを終えて、これまでルノー勢を中心に多くのドライバーが次々にエンジンを交換。このままでは予選グリッド降格のペナルティが続出するとの懸念が広がった。そこで、エンジンを1機増やす話し合いが行われた。

「第2戦マレーシアGPの時点で、あるていどの合意がまとまった」と話すのはマクラーレン・ホンダのジョナサン・ニール。「しかしパドックで最近、話を聞いたところ、その合意ムードに少しばかり変化が出たようだ」

スペインGPの直前、メルセデスAMG会長ニキ・ラウダがこんな発言を行なったのだ。「5機目のエンジンは無しだ」

「シーズンの途中で規則は変えられない」といった具合である。

今週に予定されるF1戦略グループの会合で、フェラーリがどのような票を投じるかは不明だ。だがメルセデスAMGは、ラウダの発言からまたしても姿勢を変えたようである。

シーズン中の規則変更は、全員の賛成が必要だ。

「われわれFIA(国際自動車連盟)としては、5機目のエンジンを要求する」とバルセロナでオーストリア『Kleine Zeitung(クライネ・ツァイトゥング)』紙に語ったのは、ジャン・トッド会長だ。「ただし、それには条件がある。もっと金曜日に周回を行なってほしい」

「われわれにとって好ましい事態ではない。1年4機で行けるものなら行きたい。しかし、F1ファンの声は重要だ」とトッド。

14日(木)に英ビギン・ヒル空港で行われるというF1戦略グループ会議。メルセデスAMGのトト・ヴォルフは、次のように話す。「議論はされるだろう。だが、果たして全チームが賛成するかどうかは分からない。出費が絡むことなのでね」

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