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デ・ラ・ロサが苦言「F1と下位カテゴリーの差がなくなった」

2015年05月07日(木)11:20 am

今週末に行われるF1スペインGP(10日決勝)でヨーロッパでのシーズン幕開けを迎えるF1だが、最近は本場ヨーロッパでもF1の人気低迷が大きな話題となっている。

そうした状況を受け、来週にはF1の意思決定機関であるストラテジーグループのミーティングが開かれ、2017年シーズンに向けて現行ルールの見直しなどが検討されることになっている。

昨年までフェラーリの控え兼開発ドライバーを務めていたペドロ・デ・ラ・ロサも、現在のF1が抱える問題を次のように分析している。

「エンジニアたちによって走っているようなものなんだ。F1が非常に複雑なレギュレーションを導入したことで、人々の理解や評価を受けることも難しくなってしまった」

「クルマのコーナースピードは遅くなってしまったし、ドライバーたちはエンジニアたちの指示によって(タイヤ)交換を行っている」

『Diario Sport(ディアリオ・スポルト)』にそう述べたデ・ラ・ロサは、次のように続けた。

「マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)のケースを見ても明らかだよ。彼の才能はすごいけれど、F3からF1に飛び級することも、今ではそれほど大変なことではなくなっているんだ」

「彼や、そしてサインツ(カルロス・サインツ/トロロッソ)でさえこれほどすぐにF1に適応できるというのは、いいことではないよ。つまりF1が下位カテゴリーに非常に近いものとなっていることを示すものだからね」

デ・ラ・ロサは、次のように付け加えた。

「これまでは(F1と下位カテゴリーの)パフォーマンスの差が大きくて、それがF1を特別なものにしていた。でも、もはやそういう状況はなくなってしまった」

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