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「わずかだがフェラーリの上を行く」とニキ・ラウダ

2015年05月05日(火)20:44 pm

メルセデスAMGの非常勤会長であるニキ・ラウダは、追い上げ著しいフェラーリに対し、今季も「わずかに」優勢を保ち続けることができるだろうと語った。

メルセデスAMGも、フェラーリの2014年の状態を考えれば、今年ここまで強さを発揮してくるとは思わなかったと認めている。

かつて3度F1王座についた元F1ドライバーでもあるラウダは、ブラジルの『Globo(グローボ)』に次のように語った。

「彼ら(フェラーリ)は今年ものすごく大きなプロジェクトを誕生させた」

「我々も差は縮まってくるだろうとは思っていた。だが、これほど早くそうなるとはね。彼らのクルマは大きな可能性を秘めていると見ているし、もっとスピードを上げてくることができると思う」

「我々も開発プログラムを加速させているし、我々のほうがまだ優位だと信じている。その差は小さいだろうがね」

2014年には19戦中16レースでルイス・ハミルトンとニコ・ロズベルグが優勝を分け合ったメルセデスAMGだが、ラウダは、今季はそこまで圧倒的な差はつかないと見ているようだ。

今後はメルセデスAMGの2人に加え、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンも優勝争いにからんでくると思うかと質問されたラウダは、「そういうことになると思う」と答え、次のように続けた。

「これまでのF1の歴史を見てもこういうことはよく起きていたよ。まだ我々がコンマ何秒かは速いうちにリードしていることを楽しまなくてはね。特に予選ではそうだ」

「だが、もし我々がルイスに勝てるクルマを与え続けることさえできれば、彼は我々に勝利をもたらしてくれるだろう。ドライバーとしてのルイスは、神の恵みを受けている状態だからね」

メルセデスAMGの広報担当者は、今週末のF1スペインGP(10日決勝)に新スペックのエンジンを投入することはないと語ったものの、新たなフロントウイングの導入など、空力面においてはかなり改善されたパッケージを持ち込むとしている。

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