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アロンソがル・マン24時間への出走を断念した理由は?

2015年04月30日(木)17:23 pm

今週末の5月2日(土)に、WEC(世界耐久選手権)の第2戦がベルギーのスパ・フランコルシャンで開催される。

このレースは6月に行われるル・マン24時間レースの前哨戦となるものだが、今年の話題のひとつが、F1のレギュラードライバーであるニコ・ヒュルケンベルグ(フォース・インディア)が、今週末のスパ、そしてル・マン24時間にポルシェチームの一員として出走することだ。

そして、昨年にはフェルナンド・アロンソ(マクラーレン)も、マーク・ウェバーやヒュルケンベルグとともに、ポルシェから2015年のル・マン24時間レースに出場するのは間違いないと考えられていた。

そして今週、そのアロンソに関する憶測がメディアをにぎわせることとなっている。

アロンソは、最終的にはル・マンへの出走はないと発表していた。だが、フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』はその理由について、マクラーレン・ホンダとの契約の中にそれを禁ずる条項が盛り込まれたためではないかとの推測を報じている。

『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』は、昨年の11月終盤にブラジルのインテルラゴスで行われたWEC(世界耐久選手権)においてウェバーが乗るポルシェが大クラッシュを起こしたことで、マクラーレン・ホンダ側が安全上のリスクを排除するためにル・マン参戦を禁じたものだろうと考えているようだ。

一方、アロンソの母国スペインの『Marca(マルカ)』は、アロンソはポルシェとの間で、ヒュルケンベルグと同じように、2015年にはF1に出走しながら、別の日程で行われるWECのスパ・フランコルシャンでのレースとル・マン24時間にも出走するという契約を交わしていたと報じている。

『Marca(マルカ)』によれば、その契約に関しては「いったんF1韓国GPが2015年のF1公式カレンダーに加えられるまではマクラーレンも協力する姿勢をとっていた」という。

韓国GPは結局カレンダーから落とされることになったものの、当初韓国GPが5月3日決勝という形でF1カレンダーに組み込まれていたため、WECのスパ・フランコルシャン6時間耐久レースと日程が重なることになっていた。

「(2014年の)12月3日に(韓国GPが盛り込まれた)奇妙な公式カレンダーが出るまでは、すべて決定済みだったのだ」と『Marca(マルカ)』は主張し、次のように付け加えている。

「これは想像の域を出ないものだが、F1ドライバーの中に、F1に全戦出走しながらル・マンにも出場することに興味を示す者が増えていたことから、FOM(F1最高責任者バーニー・エクレストンが代表を務めるF1運営会社)がこれを妨げる動きに出たのではないだろうか。そして、アロンソはそれを受け入れたということだ」

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