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ロベルト・メリー、F1スペインGP後はフォーミュラ・ルノー3.5に専念か

2015年04月25日(土)17:34 pm

スペインの『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』が、マノー・マルシャが非公式ながら、ロベルト・メリーが次戦F1スペインGP(5月10日決勝)にも出走することを認めたと報じている。

「その後も彼(メリー)がチームにとどまることになるかどうかは、スペインでのレース後に決定されることになるだろう」と『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は付け加えている。

その決定には、メリー本人の考えも反映されてくることになりそうだ。24歳のメリーは2014年型車を今年のルールに合わせて手直ししたマノー・マルシャのF1カーで戦ってきたが、チームメートのウィル・スティーブンスに後れをとっていることに失望感を味わっていると認めている。

一方、今季フル参戦が予定されているフォーミュラ・ルノー3.5シリーズにおいては、メリーも今季のチャンピオン争いに加わるものと期待されている。今週末にメリーの母国スペインで開幕する同シリーズだが、第2戦はF1モナコGP(第6戦/5月24日決勝)と日程がバッティングしてしまう。

『El Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』は、「メリーは、彼の将来にとって何が最善なのかということを決断しなくてはならないだろう」と書いている。

メリー自身は今週次のように語った。

「昨年は(フォーミュラ・ルノー3.5で)タイトル争いをしていたけれど、技術的トラブルに見舞われてしまったんだ。だから(今年も)またやろうと決めたんだ」

「今回は、チャンピオンとなるために挑戦していくよ」

だが、仮にメリーがマノー・マルシャでのレース継続を望んだとしてもチームにもチームの事情がある。すでにスティーブンスとは今シーズンの契約を結んでいるマノー・マルシャだが、資金力のあるドライバーを探すために、メリーとはこれまで1戦ずつ契約を結ぶという形をとってきている。もし、そうしたドライバーが見つかれば、マノー・マルシャとメリーの関係はそこで終わりを迎えてしまうことになるだろう。

マノー・マルシャに関しては、スペインGPまでは現在の赤と白のF1カーで参戦するものの、その後は大きくカラーリングが変更されることになりそうだとうわさされている。伝えられるところによれば、それはオランダのファッションブランドであるマックレガーのイメージカラーを使ったものになりそうだという。

マックレガーは、開幕戦が行われたメルボルンでザウバーとの法廷闘争に勝利したギド・ヴァン・デル・ガルデのスポンサーであることが知られている。

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