マクラーレンがタイトル争いをできるようになるまでには時間が必要だとチーム代表のエリック・ブーリエが語った。
ホンダがF1に復帰して4戦を終えたが、ここまでは順調なスタートではなかった。しかしブーリエは、マクラーレン最高権威のロン・デニスの信頼は失っていないと『New York Times(ニューヨーク・タイムズ)』のインタビューで話している。
「ロンは私が何をしてきたかを知っている。また、われわれがホンダと共に取り組んでいる内容も承知している。私もホンダに強く要求しているしね」
「ロンは私に疑問を持つというより支持してくれている」
■「1年半分を追い上げなければならない」
チームは確実に進歩しているものの、タイトル争いとなると時間がかかるとブーリエは話す。
「今年のうちに競争力を発揮できるようになる」とブーリエ。
「来年は安定して競争力を見せられるだろう。来シーズン中には手が届くところまでいけると思う」
「われわれは1年半分を追い上げなければならない」
F1ではかつて、ティレルや元祖ロータスといった名門チームが徐々に力を落として消えていった。だがブーリエは、マクラーレンが同じ道をたどるとは考えていない。
「なぜなら第一に舞台裏で何が進んでいるかを私は知っているからだ」とブーリエ。
「クルマそのものはまだ優勝できるまでにはなっていないが、じきにそうなる」
「われわれのエンジンパートナーも成長している。それに、自分たちは強くなれると分かっている。マクラーレンは復活するよ。心配ない」