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「2014年が例外だった」とメルセデスAMG

2015年04月23日(木)16:47 pm

メルセデスAMGでは、フェラーリがライバルとして台頭してきたことより、昨シーズンのように圧倒的な強さでタイトルを獲得することは難しいだろうと考えているようだ。

先週末に開催されたF1バーレーンGP(第4戦)において、フェラーリは年間4基の使用が認められているパワーユニットのうち2基目をセバスチャン・ベッテルのクルマに搭載していた。

メルセデスAMGでもこれに対抗して、次戦スペインGP(5月10日決勝)には新たなパワーユニットの搭載を行う予定があるかとイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』から尋ねられたニキ・ラウダ(メルセデスAMG/非常勤会長)は「ノー」と答え、次のように続けた。

「まだ4レースが終わったばかりだ」

「今は不利に見えていることが、本当に大切なときには逆にチャンスになることだってあるよ。シーズンの後半ではね」

だが、メルセデスAMGの首脳陣も、フェラーリの今季の躍進ぶりには驚かされたと認めていた。

ドイツの『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』は、実際のところメルセデスAMGが自らフェラーリに追いつくチャンスを与えてしまっていたのかもしれないと考え、今後も自分たちが圧倒的な力でシーズンを支配し続けることも難しくなるのではないかとの恐れを抱いていると書いている。

『Sport Bild(シュポルト・ビルト)』によれば、メルセデスAMGではフェラーリに対し、ハイブリッドの専門家であるヴォルフ・ツィマーマンを登用することを推薦していたといい、その結果としてフェラーリエンジンはかなりの馬力アップを果たすことができたのだという。

ラウダは、さらに次のように続けた。

「フェラーリが改善してきたことには少しも驚いてなどいないよ。彼らはすでに昨シーズンからそれに取り組んでいたし、アリソン(ジェームス・アリソン/フェラーリ最高技術責任者)が質の高い仕事を行っていた。それにチームの組織再編もあったしね」

「昨シーズンが例外的だったんだ。今年はそうではない。昨年のようにこれからも支配し続けることができるなどという幻想を抱いたことなどこれまで一度もないよ」とラウダは付け加えた。

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