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失望のロズベルグ「僕は役者には向かない」

2015年04月22日(水)18:33 pm

メルセデスAMGのニコ・ロズベルグが、最大のライバルであるチームメートのルイス・ハミルトンに差をつけられてしまっていることに関して落ち込んだ気分となっていることを隠そうとはしなかった。

先週末に行われたF1バーレーンGPの予選で、ロズベルグは2014年のF1王者であるハミルトンにコンマ6秒もの差をつけられて3番手に終わっていた。

だが、ロズベルグは決勝では勢いを取り戻し、フェラーリ勢を何度もコース上で追い抜いて見せる活躍を示した。

少なくとも2位フィニッシュは間違いないと思われたロズベルグだったが、最終的にはブレーキにトラブルが発生したことによりフェラーリのキミ・ライコネンに追い抜きを許し、3位でレースを終えている。

しかし、昨年はシーズン開始とともにハミルトンとのし烈な戦いを繰り広げたロズベルグだが、今季は今のところ2人がコース上で争うような場面にはお目にかかれない状況だ。バーレーンの決勝ではフェラーリ勢を相手にいいレースを見せたものの、現時点では、ハミルトンに置き去りにされた状況となっている。

ロズベルグは、今週『Bild(ビルト)』のコラムに「3位じゃそれほどよろこべないよ」と書き、次のように続けている。

「僕を抜いたのがキミだろうがセブ(セバスチャン・ベッテル/フェラーリ)だろうが、そんなことは気にしていない。そして今年の選手権におけるルイスとの差は、残念ながらさらに開いてしまった」

「幸いなことは、シーズンはまだすごく長いということだ」とロズベルグは付け加えた。

とは言うものの、表彰台の3位の位置に立ったロズベルグが落胆していたことは誰の目にも明らかだった。そしてロズベルグ自身も自分が不機嫌であることを隠そうともしなかった。

「自分が落胆していることをいつも隠しておくことはできないよ」と語ったロズベルグは、次のように付け加えた。

「僕はいい役者にはなれないかもしれないね。それが僕という人間なんだ」

ロズベルグは、現在は自宅のあるモナコに帰っている。

「僕はすぐに飛んで帰ったんだ。翌朝にはここ(モナコ)にいたよ。妻に会ったんだけど、彼女は今ではほとんど1.5人って感じなんだ。不満も吹き飛んだよ」

「おかげさまで、ビビアンも妊娠初期の2、3か月のころよりはかなり具合もよくなっているよ。あのときはずっとかなり気分が悪そうだった」

妊娠中の妻についてそう説明したロズベルグは、次のように付け加えた。

「バルセロナ(スペインGP/5月10日決勝)までの間、しばらくは家にいたいと思う。いくらか睡眠をとってシーズン開幕以降の長旅の疲れをとるためにね」

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