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ルノーエンジンの状態はこっけいですらあるとフェルスタッペン

2015年04月21日(火)19:52 pm

今季ここまでルノーエンジンに対して落ち着いた対応を見せてきていたトロロッソだが、その忍耐もついに途切れてしまったようだ。

今季、ルノーエンジンを搭載しているのは、レッドブルとそのジュニアチームであるトロロッソの2チームだけとなっている。開幕戦以後、レッドブルがルノーに対して激しい非難を浴びせていたものの、トロロッソの首脳陣はここまで冷静さを保ち続けていた。

だが、オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』は、先週末に行われたF1バーレーンGP決勝で、2台のクルマがいずれもトラブルによるリタイアを喫すると、チーム代表のフランツ・トストはそそくさとサーキットを後にし、空港へと向かったと報じている。

そのとき、オーストリア人にトストは記者団の呼びかけに対しても「ノーコメント」と語っただけだったという。

これに関し、今年17歳でトロロッソからF1デビューを飾ったマックス・フェルスタッペンの父であり、自身もかつてアロウズやミナルディなどで活躍した元F1ドライバーのヨス・フェルスタッペンは、次のように述べたと伝えられている。

「フランツは不機嫌だよ」

「彼らはみんな少しばかり絶望的になっているよ。だって、自分たちではどうしようもないんだからね。我々には、この先よくなることを期待して、ただ待つことしかできないんだ」

「ルノーが問題を解決するために、できることはすべてやっているのも分かっている。だけど、それは3週間では無理な話だ」

そう語ったヨスは、次のように付け加えた。

「F1は非常に競争が激しいスポーツなんだ。浮き沈みだってあるものさ。だけど、今はものすごいスランプ状態だよ」

17歳でのF1デビューということで大きな話題となった息子のマックスも、ここまでの4レースで3回エンジントラブルによるリタイアを余儀なくされており、そのF1キャリアのスタートは大きな不満に包まれるものとなっている。

「恐らく、それも記録として残るんじゃないかな」

皮肉っぽいほほ笑みを浮かべながら、そう語ったマックスは次のように続けた。

「ちょっとばかりこっけいでもあるよ。もちろん、今後については心配さ」

「前向きに考え続けようとはしている。だけど、今はこぶしをテーブルにたたきつけているよ。こんなことを続けてはいられない」

今の気持ちをそう表した17歳のオランダ人ドライバーは、次のように付け加えた。

「だけど、彼ら(ルノー)だってそれはよく分かっているよ」

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