フェラーリが、次戦F1スペインGP(5月10日決勝)で、さらにエンジンパワーを増強する準備を進めているようだ。
フェラーリに関しては、6月に行われるカナダGP(第7戦/6月7日決勝)において改良したV6パワーユニットをデビューさせることになるようだとの報道が行われていた。
だが、このほどドイツの『Bild(ビルト)』が報じたところによれば、3週間後のスペインGPでその新仕様エンジンが登場することになるだろうという。
『Bild(ビルト)』は、その新型エンジンによってセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンが駆るSF15-Tはこれまでより20馬力から30馬力も強力となり、「ほぼメルセデスエンジンに匹敵する」ものとなるだろうとしている。
フェラーリのチーム代表であるマウリツィオ・アリバベーネは、イタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。
「今週マラネロ(フェラーリ本部)で働いている全員に感謝したいと思っている」
「エンジンの開発だけでなく、クルマのあらゆるパーツの開発が進められてきており、通常であれば6か月を要するものを3か月で実現しようとしているんだ」
「我々がメルセデスAMGに追いつけるかどうかは分からない。だが、彼らにプレッシャーを与えることができると考えるのは楽しいね」とアリバベーネは結んでいる。