フェラーリのキミ・ライコネンは、F1第4戦バーレーンGPで久々の2位表彰台を獲得し、契約延長にまた一歩近づいたようだ。
ライコネンは今年いっぱいでフェラーリとの契約が切れるが、残留の意向を示している。
レース後にチーム代表のマウリツィオ・アリバベーネは次のように語った。フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』紙が伝えている。
「キミのことは喜んでいる。これで、彼は復活し、われわれには強力なドライバーが2人いると宣言できる」
「だが、だからといって明日キミとの契約に署名するわけではない。この点は、彼と話し合ったときにはっきりさせてある」
「彼は契約するにふさわしいかと今聞かれれば、私もイエスと答える。だが、彼に気を抜いてほしくないんだ。キミは少し心配しているときに最高の力を出す。彼のようなタイプにはこういうアプローチが合うんだ」
また、アリバベーネはこうも話している。
「現時点ではまだ白紙だ」
「なんだか私がペンを手に取ったとたん、キミが表彰台に上がった感じだね!」
一方、メルセデスAMGと契約延長の交渉をしているルイス・ハミルトンがフェラーリに接触したといううわさもある。しかし、アリバベーネは次のように話したとドイツの『Sky(スカイ)』が伝えた。
「ルイスはチャンピオンだ。どんなチャンピオンもいつかフェラーリで走りたいと夢見るものだ」
「だが、今われわれにはチャンピオンが2人いる。もう1人は必要ない」