フェリペ・マッサ(ウィリアムズ)は、現在F1ドライバーズランキングで4位につけているものの、完全には満足していないようだ。
昨年は、圧勝したメルセデスAMGに次ぐ速さを見せることも多かったウィリアムズだが、今年は復活したフェラーリに後れを取っている。
バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)は、F1第3戦中国GPでこう話していた。
「去年、僕たちは少ない予算でフェラーリを倒すことに成功した」
「またそれができない理由はないと思う」
だが、マッサはボッタスほど確信を持っていないようだ。
「順調に仕事をしているチームが2つあり、片方の予算が半分だったら、最終的にはそこに気づくことになる」とマッサ。
またマッサは、古巣のフェラーリが使い方の難しいピレリタイヤについて何か特別なコツを発見したのではないかと考えている。
「中国の予選で、彼らはメルセデスAMGの1秒後方だった」とマッサ。
「決勝では、ほぼ同等だった」
「明らかに、タイヤについてほかのチームとはまったく違うことを何かやっているんだ」
フェラーリには敗れているものの、マッサは今年、評価の高いボッタスを上回るペースを見せている。
ウィリアムズのチーフエンジニアでフェラーリ時代からマッサと二人三脚で戦ってきたロブ・スメドレイは、最終戦までルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)とタイトル争いを演じた2008年と同様の調子をマッサがついに取り戻したと考えている。
今、マッサはこう話す。
「フェラーリとの比較について、これ以上踏み込んでは話したくない」
「もう過去のことなんだ」