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マルコ「フェルスタッペンは他チームに渡さない」

2015年04月17日(金)8:15 am

レッドブルのドライバー人事担当、ヘルムート・マルコ博士は16日(木)、マックス・フェルスタッペン(トロロッソ)を他チームに渡す考えはないと語った。

開幕戦オーストラリアGP以来、17歳の神童は評価がうなぎのぼりだ。先週末の第3戦中国GPでは、彼のルノー・エンジンが音を上げるまで、すさまじいドライビングを展開した。

それに続く今週末の第4戦バーレーンGP。トロロッソとレッドブルにエンジンを供給するルノーは、似たようなトラブルが起きる可能性を否定しない。ヨーロッパから離れた「遠征レース」が続くだけに、トラブルを否定したくてもできないのだ。

「連戦の最中、輸送の都合もあって完全な保証はしかねるが、中国GPで起きたトラブルを防止する改善策をとった」とルノーの開発責任者シリル・アビテブールはいう。

フェルスタッペンをレッドブル陣営に引き入れたマルコ。上海では、ポイントフィニッシュの目前で発生した手痛いトラブルをみごと乗り越えた彼に感心していた。

「マックスの仕事ぶりは素晴らしい」とマルコ。

年齢問題はどこへやら、今やトップチーム移籍の可能性が盛んに指摘されている。

「さあどうかな。今はよけいな雑音に惑わされずドライバーとして成長してもらいたい」とマルコは『f1-insider.com』に話す。

しかし、仮にルノーがトロロッソを買い取れば、フェルスタッペンは2016年からルノーのワークス・ドライバーだ。

「トロロッソは売らない。何かあるにしても、せいぜい新しいスポンサーぐらいだ」とマルコ。

だがどうだろう、もしメルセデスAMG級の大チームがフェルスタッペンに触手を伸ばしたら?同チームのトト・ヴォルフは16日(木)、ハミルトンとの新契約がまだまとまっていないことを明らかにした。

ハミルトンは「ナンバー1」待遇を要求しているのだろうか。それもヴォルフは否定する。

「それはない」とイギリス『Sky(スカイ)』に語るヴォルフ。「そもそも彼(ハミルトン)が要求するはずはない。われわれはドライバーに格付けを行うチームではないし、彼もわれわれの運営方針を尊重している。両ドライバーとも待遇はいっしょだ」

しかし、仮にメルセデスがフェルスタッペンの戸を叩いたら、トロロッソは彼らを突き返せるだろうか?

マルコは次のようにいう。「(フェルスタッペンは)レッドブルと長期契約を結んでいる。彼とトロロッソに契約関係はない。それにそもそも、彼は売らない」

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