上海インターナショナル・サーキットで行われた2015年F1第3戦中国GP決勝を終え、マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエがコメントを行った。
【結果】F1中国GP決勝の順位、タイム差、周回数、獲得ポイント
■エリック・ブーリエ「堅実な進歩を開始できている」
「まず、レースを通じて何の問題も発生せず、2台ともに完走することができたのはチーム全員にとってものすごく前向きなことだ。これはホンダにとっても素晴らしい結果だったと思うし、彼らにおめでとうと言わないとね。今日2台が完走できたのは多くのハードワークをこなしてきたことの結果だ。その多くは正当な評価を受けられていないがね。だから、個人的にもウォーキングやさくら市(栃木県)、そしてミルトンキーンズで頑張ってくれている全員の努力に感謝したいと思う。我々が堅実な進歩を見せ始められたのは素晴らしいことだ」
「次に、我々のレースペースがさらに改善されたことも明らかだ。ジェンソン(バトン)は中間のスティントで力強い走りを見せてくれたし、フェルナンド(アロンソ)は最後のスティントではほかのクルマとの比較でも十分に速かった」
「我々は、後ろのほうの集団で戦うことを目指しているわけではない。まだポイント争いができる位置にまで来ていないことは分かっているが、少しずつそこへ近づきつつある。今後もレースごとに改善しながら攻め続けていかないとならないよ」