上海インターナショナル・サーキットで行われた2015年F1第3戦中国GP2日目を終え、マクラーレン・ホンダのレーシングディレクターを務めるエリック・ブーリエがコメントを行った。
■エリック・ブーリエ「まだ順位を気にする必要はない」
「今日の午後に行われた予選でのパフォーマンスに関して『失望』という語を用いることにはちょっとためらいがあるんだ。だが、誰もがもう少しいい結果を期待していたとは思う。今週末の3回のフリー走行ではかなりの改善が果たせたように見えていただけにね」
「フェルナンド(アロンソ)に関しては、フリー走行3回目のアウトラップでクルマが故障してしまったことによる影響を受けてしまったのは確かだ。でも彼は見事に対応してくれたし、今日は我々の2人のドライバーはいずれも、なぜ我々が彼らを雇っているのかという理由を明確に示してくれたと言えるだろう。彼らはクルマの持つ力をすべて引き出すことができるし、サーキットでやり残すようなことは何もないんだ。素晴らしいよ!」
「それに加え、フェルナンドもジェンソン(バトン)も、明日の決勝を完走で終えることがどれほど重要なことかということも分かっている。前のクルマたちとの差を縮めるチャンスがあればそれにこしたことはないがね」
「実際のところ、今日の結果が17番手と18番手だったことはそれほど気にする必要もない。今週末はまた一歩前進が果たせたのは事実なんだ。オーストラリア(開幕戦)ではQ1での最速タイムから2.836秒離されていた。マレーシア(第2戦)ではそれが2.367秒となり、ここでは1.774秒にまで縮まったんだからね」
「それによって、チームの誰もが勇気づけられているよ」