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ロータスF1オーナーが運営するマネジメント会社に管財人が介入との報道

2015年04月11日(土)11:51 am

ロータスのチームオーナーが新たな危機に見舞われていると報じられている。

ルクセンブルクの『L'Essentiel(レセンシエル)』紙が報じたところによれば、ロータスのチームオーナーであるジェニイが運営するドライバーマネジメント会社であるグラビティ・スポーツ・マネジメント(以下、グラビティ)が、少数派株主からの要求により自主的な管財手続きに入ったという。

グラビティは、ジェニイのジェラルド・ロペスとエリック・ルクスが合計で67パーセントの株式を保有しており、今回の管財請求を起こした株主が残りの33パーセントを所有しているとされている。

今回の報道によれば、ロマン・グロージャン(ロータス)などのマネジメントを請け負っているグラビティは現在2,600万ユーロ(約33億円)の負債を抱えているという。

ジェニイ側は今後も運営継続は可能だと主張しているとされているが、記事には「3月9日(月)に開催された臨時株主総会において、会社再編もしくは売却に向けて清算人が指名された」とある。

だが、グラビティ社の代理人は、『Luxemburger Wort(ルクセンブルガー・ヴォルト)』紙に、「グラビティ・スポーツ・マネジメント社が管財手続きに入ったりなどしていないことを明らかにしておく」と主張。

さらにその記事は、ロペスとルクスが、少数派株主による「商法の解釈に疑問を呈している」とも報じている。

今季、ジェニイが所有するロータスF1チームは、ルノーに替えてメルセデスエンジンを搭載したこともあって昨年に比べるとかなり戦闘力が強められているのは事実だ。だが、グロージャンもチームメートのパストール・マルドナードも、ここまでまだ1ポイントも獲得できていない。

マルドナードは、F1中国GP(12日決勝)が開幕した上海において、「僕たちのシーズンがここからスタートするんだ」と『Marca(マルカ)』に対して語り、次のように付け加えた。

「ばん回するための時間はまだあるし、いいシーズンにできるよ」

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