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F1デビュー戦完走のメリー、次はどうする?

2015年03月31日(火)7:52 am

29日(日)の2015年F1第2戦マレーシアGPでグランプリ・デビュー、完走を果たしたスペインの若手ロベルト・メリー(マノー・マルシャ)。

チームとは開幕戦オーストラリアGPからの短期契約だが、今もまだ正規のレースドライバーだ。

メルボルンはさまざまなトラブルが重なって走れず、セパンでようやく実戦を経験したメリー。いっぽう僚友ウィル・スティーブンスは、マシントラブルで予選と決勝の出走を見送った。

完走したメリーも実は他車と同じコースを分け合っただけで、昨年型を改造したマシンは絶望的に遅く、トップから3周も離されてのゴールだった。

コース脇から常に青旗を振られ、ダッシュボードはランプが点滅を繰り返す。そんなデビュー戦にメリーは、うんざりしながらチェッカーを受けたという。

「他車に道を譲るより、彼らと対等に戦いたかった。残念ながら今のマノー・マルシャに、その能力はない」とメリーは母国スペインの報道陣に話した。

『Mundo Deportivo(ムンド・デポルティーボ)』紙によるとメリーはレース後、シャワーを浴びてクアラルンプール空港に直行、スペイン行きの飛行機に飛び乗ったという。予定が詰まっているからだ。

次の目的地はアラゴン・サーキット。もうひとつの契約チーム、ポンスが行なっているフォーミュラ・ルノー3.5のテストに合流するのだ。

Fルノー・ワールドシリーズとF1は何戦かスケジュールが被っているが、メリーはポンスと年間契約を交わしている。

もしメリーより資金力のあるドライバーがマノー・マルシャに現れたら、彼らとは終わりである。本人も納得済みだ。

「モーターランド(アラゴン)のテスト後、できればチーム(マノー・マルシャ)には、僕を信じて中国GP(4/10-12)を任せてほしい」とメリー。

「今後どうなろうと、僕の夢を叶えてくれたマノー・マルシャには感謝している」

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