2015年F1第2戦マレーシアGPは、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)の新契約発表を待つことなく幕を閉じた。
交渉は、たびたび延期されるなど長期間に渡った。だがハミルトンはセパン入りした際、ようやく合意が近いようなことをほのめかしていた。
あるスペインの新聞は、ハミルトンが契約書に署名したといい切ったほどだ。
ところが決勝のチェッカーフラッグが打ち振られ、ドイツのテレビ局『Sky(スカイ)』のインタビューに応じたトト・ヴォルフの口からは最後まで契約の二文字は発せられず、チームはそのままマレーシアを後にした。
「恐らくあと数日は要するだろう」とヴォルフ。「だが、私は前向きに考えている」
「われわれは現F1王者(ハミルトン)に留まってもらいたい。彼も残りたがっている」とヴォルフ。「それは明らかだ」
「契約交渉は往々にして長引くものだ」「細部に渡って確認が必要なのでね。だが進展はしている」