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ハミルトン、FIAにアロンソ事故の説明求める

2015年03月30日(月)6:39 am

FIA(国際自動車連盟)とドライバーたちがレース運営事項を確認する定例のドライバーズ・ミーティングが2015年F1第2戦マレーシアGPで開かれたところ、ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)がアロンソ事故の説明を要求した。ハミルトンにしては珍しい行動である。スペイン『Diario AS(ディアリオAS)』紙が伝えたものだ。

同紙によると、競技委員長チャーリー・ホワイティングを交え、セパンで行われたドライバーズ・ミーティングは通常どおり進行していた。するとハミルトンがバルセロナのF1冬季合同テストでアロンソに起きた事故を持ち出したのである。

それより前、26日(木)に開かれたFIA公式記者会見でアロンソは、事故に関するチームの公式見解をことごとく覆す内容の発言を行い、事態を複雑化した。

「いったいアロンソに何が起きたか知りたい」。ドライバーズ・ミーティングでハミルトンは、そのようにホワイティングに迫ったとされる。

スペイン『AS』紙によるとホワイティングは、FIAが事故に関するレポートをまとめていると返したという。すでにアロンソは、事故の詳細な体験談をマスコミに公表済だ。

また、マクラーレンはマクラーレンで、調査結果を37ページもの報告書にしたという。

『AS』紙は、ドライバーズ・ミーティングでアロンソの発言は特になかったと伝えた。また、ハミルトン以外のドライバーも沈黙を貫いていたらしい。

イギリス『BBC』に向けたコラムでハミルトンは、次のように述べた。「実のところフェルナンド(アロンソ)に何が起きたのか、まだ明らかになっていない。FIAの意見を聞きたいと思う」

またコラム内でハミルトンは、2015年のアロンソに同情を寄せてもいる。前チームのフェラーリが再び上位を狙う勢いなのに引き換え、移籍したマクラーレン・ホンダに「苦難の年」が待ち構えていたというのだ。

「あのチーム(フェラーリ)は今季、すごく元気だね」とハミルトン。「これからもどんどんよくなりそうだ。そして彼(アロンソ)が移ったマクラーレンは、試練の時を過ごしている」

「彼には上位にいてもらいたい。彼と勝負がしたいんだ」「世界でほんの一握りの、もっとも優れたドライバーと戦いたいじゃないか。彼はまさしく、そんな存在だ」

なお、2015年以降もメルセデスAMGに複数年留まるとみられるハミルトンだが、新契約の発表は間もなくだ。

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