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F1エンジンの年間使用数、5基に引き上げか

2015年03月27日(金)19:33 pm

2015年のエンジン使用数が引き上げられるかもしれない。

新しいエンジン規定が導入された2014年は年間5基のエンジンを使用できたが、今年はコスト削減のため1基減って年間4基に制限されている。

これについて、マレーシアGP(29日決勝)を前にした27日(金)、F1最高責任者のバーニー・エクレストンとチーム代表らが今年も年間5基とすることで合意したとドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』誌が報じた。

レッドブルとマクラーレンはすでに開幕戦でトラブルのためエンジンを1基失い、残りの18戦を3基のエンジンで戦わざるを得ない状況におちいっている。

また、年間使用数が4基に減った影響で、チームは金曜フリー走行の走行距離を抑えており、これが観戦客やテレビ視聴者の減少に拍車をかけることが懸念されている。

「ストラテジーグループとバーニー・エクレストンはマレーシアでミーティングを行い、エンジンの数を再び5基に増やすことで合意した」と記事は伝える。

■ルール変更には条件が

まず、ルールを変更するためには全チームの合意が必要だ。

また、ほかにも条件があるという。メルセデスAMGの非常勤会長ニキ・ラウダはこう話す。「チームが周回数を増やすことも保証されて初めて意味をもつ」

「そうでなければコストが増えるだけで、視聴者にはなんの利益ももたらさない」

合意形成にとって障害となるかもしれないのがコストの問題だ。エンジンメーカーはカスタマーチームに増えた分のエンジン使用料を求めるだろう。

「ウィリアムズ、フォース・インディア、ロータスの場合、75万ユーロ(約9700万円)多く支払わなければならないだろう」と記事は伝えている。

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