マクラーレン・ホンダは23日(月)、各報道を追認するかたちでフェルナンド・アロンソがF1第2戦マレーシアGP出場に向けて準備中との声明を発表した。
アロンソは先に英ケンブリッジ大学でFIA(国際自動車連盟)派遣の医師団と面接。22日(日)、スペインの報道によると結果的にアロンソはセパン行きを認められた。
チームでは、24日(火)に「FIAが行う最終の身体検査をクリアできれば」アロンソは間違いなくマレーシアGPに出るとしている。
さらにマクラーレンは声明で、先月、バルセロナF1冬季合同テスト中に発生した事故の様子に初めて言及。アロンソは、クラッシュの直前に「ステアリングの感触が「重かった」ことを覚えている」という。
また、「これを受けてチームでは、より多くのデータをマシンから収集すべくセンサーを追加で装着した」と明らかにした。
アロンソと同様、バルテリ・ボッタス(ウィリアムズ)も今週末の再起に賭ける一人だ。彼は第1戦オーストラリアGPで腰部のつい間板を痛め、決勝出場を取り止めた。
ウィリアムズのF1第2戦マレーシアGPプレビューでボッタスは、「日曜日(の決勝)で口惜しい思いをしただけに、次のレースは健康体で臨めるよう必要な対策を講じてマレーシアに乗り込んだ。ぜひいい結果を持ち帰りたい」と語った。
最後にマノー・マルシャだ。マレーシアでは「普通にレースを行いたい」と抱負を述べた彼ら。開幕戦メルボルンに顔だけは出したものの、マシンをいちども走らせないまま終わってしまった。
「2週間前と今では状況が違う」と自信ありげなのは、チーム代表のジョン・ブースだ。
「われわれは、新マシンと2人の若いドライバーを初めて走らせる。今度こそコース上に全神経を集中させたい」というブース。どうやら、メルボルンで発表のあったロベルト・メルヒとウィル・スティーブンスがそのまま乗りそうだ。