バルテリ・ボッタスのマネジャーが、自分にはボッタスが来週末のF1マレーシアGP(29日決勝)でウィリアムズのマシンを運転できる状態にまで回復するかどうかはまだよく分からないと語った。
かつてマクラーレンで2度F1チャンピオンの座についた元F1ドライバーであるミカ・ハッキネンは、メルセデスAMGのトト・ヴォルフとともにボッタスのマネジメントを行うチームの一員として名前を連ねている。そして、ボッタスの現況についても、「そのことに関しては、僕はよく知っている」と語った。
ボッタスは、2015年F1開幕戦オーストラリアGPの予選中に椎間板(ついかんばん)を痛め、決勝レースへの出走を見合わせなくてはならない状況に陥った。
ボッタスは、現在インドネシアで来週末のマレーシアGP出走に向け、体調を取り戻すための努力をしているところだ。
ボッタスと同じフィンランド出身のハッキネンによれば、ボッタスの腰にはブレーキング時に大きな荷重がかかっていたが、メルボルンのアルバート・パーク・サーキットのバンプ(路面の凹凸)によってそれがさらに強められてしまっていたのだという。
自身のスポンサーである『Hermes(エルメス)』から、ボッタスがセパン・インターナショナル・サーキットで行われるマレーシアGPには出走できるかと尋ねられたハッキネンは、「今はノーとも言える」と答え、次のように続けた。
「バルテリと話をしたんだが、彼はかなり楽観的だし、運転できると信じているよ」
「彼は今静養しているところだが、彼のマレーシアでの出走を可能とするために、考えられることはすべてやっている。それでもだめなら、もう誰にもどうしようもないよ」とハッキネンは結んだ。