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F1無線通信ルールは昨年と変わらず

2015年03月18日(水)19:01 pm

今年も、F1におけるレース中のドライバーとチームの無線通信内容制限が継続されるが、それは昨年と同じ基準によるものとなるようだ。

昨年、F1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)は、F1チームに対し、無線でドライバーに「走り方を指導」するような内容の無線通信を行うことを禁止していた。そして、2015年には、ドライバーがチームから技術的な情報を受け取ることも禁止事項に加えられるはずだった。

そのため、多くのチームが、マクラーレンが供給する大型のディスプレイを備えたステアリングを導入するなどの対策に出ていた。そのステアリングを利用すれば、ドライバーはもっとリアルタイムで技術的データにアクセスすることが可能となるからだ。

ところが、今年から加えられるはずだった新たな無線通信禁止事項については、その導入が見送られることになったとイタリアの『Autosprint(オートスプリント)』が報じている。

『Autosprint(オートスプリント)』では、これはF1の有力チームで構成される意思決定機関「ストラテジー・グループ」が、ドライバーに無線を通じて複雑なF1カーシステムにどのように対処すればよいか適切な情報を与えないとその結果としてパワーユニットに損害が及ぶ可能性があるということを根拠として、これ以上厳しい無線通信ルールの導入を控えるよう要請したことによるものだとしている。

FIAのF1競技委員長であるチャーリー・ホワイティングは、「ルールは2014年と同じになる」と認め、次のように付け加えた。

「ドライバーに(走り方の)指導を行うことはこれまで通り禁止される」

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