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マクラーレン・ホンダ、アロンソとの関係悪化を否定

2015年03月18日(水)17:01 pm

フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)が、来週末のF1第2戦マレーシアGPでの復帰に向け、順調に準備を続けているようだ。

マクラーレン・ホンダは、現在アロンソはイギリスのウォーキングにあるマクラーレンの本部に来ており、18日(水)からシミュレーター作業に取り組む予定であることを認めている。

マクラーレンの広報担当者は、「我々はフェルナンドがレースに戻るのをサポートするプログラムを用意している」と語った。

2月22日(日)にバルセロナでのテスト走行中に起こったクラッシュについては、まだその詳細な原因などについて発表が行われていない。そんな中、アロンソがマクラーレン・ホンダMP4-30のコックピットに収まることに不安を感じているといううわさもささやかれている。

マクラーレンのレーシングディレクターであるエリック・ブーリエは、スペインの『El Pais(パイス)』に対し、アロンソとは「毎日」連絡をとりあっていたことを明かし、現在のアロンソは「完ぺきな状態だ」と語っている。

「実際、彼は、もしすぐに復帰できなければ気が狂ってしまうんじゃないかと心配し始めているよ」とブーリエはほほ笑みながら付け加えた。

ブーリエによれば、アロンソは今週終盤にF1統括団体であるFIA(国際自動車連盟)によるメディカルチェックを受けることになっており、それによってマレーシアGP出走に「ゴーサイン」が出されるだろうという。

かつて2007年にマクラーレンに移籍したことがあるアロンソだが、そのときはチームとの関係が悪化して、わずか1年で契約を解除したという経緯がある。今回、バルセロナで不可解な事故が発生してしまったことにより、すでにアロンソとマクラーレンの関係が再び悪化し始めているのではないかとのうわさもささやかれている。

だが、ブーリエは「ノー。1,000回もノーだと言えるよ」と語ると、次のように続けた。

「あれは、印象的かつ非常に不運な出来事だった。だが、我々の関係にはなんの問題もないと断言できるよ」

「私は毎日彼と病院で会っていたし医者とも話をしていた。そしてフェルナンドの周囲にいる人たちの間に隠し事などは何もなかった」

そう述べたブーリエは、次のように付け加えた。

「私自身もウォーキングでの調査が開始されたときには協力したし、FIAとも完全な透明性を維持しながらすべてを行ったよ。我々としても、彼らと同じように、何が起こったのかを知りたいと思っている」

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