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メルセデス「カスタマーチームも同じエンジン」

2015年03月17日(火)17:35 pm

F1エンジンサプライヤーであるメルセデスが、カスタマーチームにはメルセデスAMGと同じスペックのエンジンを供給していないのではないかとのクレームに対して反論を行った。

先週末に行われた2015年のF1開幕戦オーストラリアGPでは、ワークスチームであるメルセデスAMG以外のチームで最も予選上位となったのはウィリアムズのフェリペ・マッサだった。

だが、ポールポジションに輝いたメルセデスAMGのルイス・ハミルトンのタイムは、マッサよりも1.4秒も速いものだった。

マッサは、メルセデスでは自分たちにワークスチームであるメルセデスAMGへ供給しているものより少し劣るスペックのエンジンを供給しているのではないかとの疑念をほのめかしていた。

「もし僕たちが同じエンジンを使っているとしたら、この差はクルマによるものだということになる」

「僕たちにも同じエンジンが与えられていることを願うよ。そして、僕はそうだと信じている。だから原因はクルマだ」

14日(土)の予選後にそう語ったマッサは、最後に「多分ね」と付け加えていた。

だが、15日(日)の決勝レースを4位でゴールしたマッサは、やはり疑いが残るとし、メルセデスAMGとウィリアムズが同じエンジンを使っていると「100%言い切ることはできない」と語っていた。

これに対し、メルセデスAMGのマネジングディレクターであり、エンジン責任者でもあるアンディ・コーウェルは『Speedweek(スピードウィーク)』に次のように語った。

「彼らはみんな同じエンジンを持っている」

「まずひとつは、そのほうがエンジニアにとっても学べることが最大になる。ふたつ目は、我々は顧客チームに対しての義務(最大のサービスを提供する)がある」

そう語ったコーウェルは、次のように結んでいる。

「三番目に、わざわざ違うスペックのエンジンを作るためのパーツを準備したりすればコストがかかり過ぎてしまうよ」

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