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マノー・マルシャに制裁なし

昨年の経営破たんから立ち直り、2015年のF1開幕戦オーストラリアGPが開催されたメルボルンへF1カーを運びいれていたマノー・マルシャだが、結局一度もその姿をコース上に現すことはなかった。

F1統括団体であるFIA（国際自動車連盟）は、予選へ出場しなかったマノー・マルシャを正式に召喚し、その理由を説明するよう求めていた。

マノー・マルシャが予選出走を行わなかったことについて、最初から同チームではレースに出るつもりなどはなく、オーストラリアに来たことで2014年にチームランキング9位となった賞金の受給権利を確保することが本当の目的だったのではないかといううわさもささやかれていた。

だが、FIAではマノー・マルシャからの聞き取りや、さまざまな状況証拠から、チームが出走を目指していたのは事実であり、走行に必要なソフトウエアが整備できなかったことが欠場の理由であったということを認める判断を行ったと伝えられている。

これにより、マノー・マルシャが開幕戦オーストラリアGPに出走できなかったのは、やむを得ない理由があったものと認められたことになり、次戦マレーシアGP（29日決勝）への参戦も認められることになるようだ。